日本人は、『自己分析』というものを就活の時に行う。
それは、’自分自身と向き合う’という意味で、素敵な機会なのかもしれない。でもそれは結局、面接――10分と出会って間もない人たちとの面談のためのものである。選考落ちは、自分の人生に対しての否定のようなものであり、自分自身に価値がないとタグをつけられる感覚だ。
なぜその感覚になるのか。それは「会社や他人のために、自分の人生をチグハグにくっつけ、完璧な人生を演出しているから」なのかもしれない。
まずは自分のためだけに人生を振り返り、いろんな感情と向き合ってみるのはいかがだろうか。
未来にならない過去はない。今ここで『自分自身に全力で向き合い、未来に繋げる感覚を前身と心で感じてもらう』、自分のためだけのインスタレーション体験。
自己分析や、自分探しの旅ーーそんなものじゃなくて、もっと常にあって自分と向き合い続けるもの。
それが、人生の伏線回収である。